ロシアとインドに住んでみた

モスクワの僻地駐妻(へきちちゅうづま)生活記

黄金の環(2) 絶景・ウラジーミル

 

プリヴェート!(こんにちは) chocolatです。
僻地駐在妻(へきち ちゅうざいづま)やってます。
今回は黄金の環の街の中から、ウラジーミルを紹介します。

黄金の環にある街のなかで、一番の絶景がみられる街。
街並みの綺麗さはスーズダリ
教会の美しさはセルギエフ・ポサドかに譲るとして、
でも最高の絶景は間違いなくウラジーミル!

ちなみにこのブログのトップ画もウラジーミルの丘からの絶景だよ

街の歴史

一応、歴史をおさらい

11世紀にキエフ公国が解体して、
諸公国分裂時代になったんだけど、この当時は、
スーズダリやロストーフに比べるとまだまだ小さい街

転機は
12世紀にロストーフ・スーズダリ公国の首都に
なったことで、一気に歴史の表舞台に

領主のアンドレイ・ボゴリューブスキー公は
巨大な街を建設し
ロシア諸公国の総本山となるウスペンスキー大聖堂も建設

一番イケけてる時代はこの頃までかな・・・

13世紀に入って、モンゴル軍が侵入すると街は破壊され

15世紀末にはモスクワが統一ロシアの首都になると、
ウラジーミルの地位は相対的に低下・・・

その後は小さな地方都市としての時代が続く

18世紀に入って、1778年に県都に指定され、
再び商業都市として、発展を開始

現在はウラジーミル州の州都として人口35万人を擁する
大きめの地方都市って感じかな

ウラジーミルの楽しみ方

ドミトリエフスキー聖堂から黄金の門までの旧市街をぶらぶらしながら、
途中にある3か所の絶景ポインを必ず訪れてほしいな

一つ目はドミトリエフスキー聖堂の前の丘

ドミトリエフスキー聖堂

ただの丘なんだけど、一面に地平線が広がっていて、
あぁロシアに来たっ
て実感できる

次は、ウスペンスキー大聖堂を見学して、
そのウスペンスキー大聖堂の横にある展望台

ここまでで、かなりスゴイ景色を満喫できる

このあとは少し旧市街をぶらぶらしながら、黄金の門へ

黄金の門って言っても別に金閣寺みたいに金箔が貼ってあるわけでもなく
白い石の石造建築なんだけど、
キエフ公国の首都、キエフにある黄金の門を基に12世紀に建てた由緒ある門

黄金の門

当時がウラジーミルがイケイケの時だね。

その門のところを左折して、給水塔が博物館になっていて、
その給水塔の最上階からの展望がまた素晴らしい

3か所とも見てほしいけど、
私の一番のお気に入りは最初のドミトリエスキー聖堂の前かな

散歩コースはこんな感じ
片道2.1km 30分弱

ポクロヴァ・ナ・ネルリ教会

もし、ウラジーミルに車で来たなら、
ぜひ行ってほしいのが ポクロヴァ・ナ・ネルリ教会

ウラジーミルから北東に10㎞くらい離れたところにある教会で
由緒正しき教会らしいんだけど、
なにがすごいかっていうと、そのロケーション

ぽつんと一軒家てきに草原の中にある

行き方は、まず下の地図のボゴリュボヴォ駅に車を止めて、
駅のホームのうえにある陸橋で、線路を超えて、
駅の反対側に出る
そこから延々と1.7㎞くらい草原を歩いていく

最初はこんな感じで遠くに教会が見えている

この道がホントに気持ちよくて、
その向こうに小さく見える教会がだんだん大きくなってくるのが楽しい

がんばって歩くと最後に教会に到着!

教会自体は中に入っても、特にスゴイものでもないんだけど、
この教会を見ながらの草原散歩が特に楽しい

馬車もあるんで、楽したい人は帰りは馬車に乗ってもいいよ

関連リンク

他の黄金の環の都市はこちら

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