ロシアとインドに住んでみた

モスクワの僻地駐妻(へきちちゅうづま)生活記

モスクワのレストラン(13) 高級ロシア料理・カフェ・プーシキン

プリヴェート!(こんにちは) chocolatです。
僻地駐在妻(へきち ちゅうざいづま)やってます。
今回は、間違いがない高級ロシア料理、カフェ・プーシキンを紹介します。

カフェ・プーシキン

カジュアルな店が多いロシア料理の中で、
ロシア人に美味しい高級ロシア料理を聞くと
間違いなくここかドクトルジバゴの名前があがるくらいの有名店

内装は完全バロック調で、照明も落としていて、
少し重厚な雰囲気
姿勢がいいイケメンのウェイターがてきぱきと働いてる

ロシアでバロック様式の建築は、エルミタージュ美術館など
ほとんどサンクトペテルブルクに集中しているから、
モスクワだと新鮮だよね

このカフェ・プーシキンなんだけど、
18世紀のバロック全盛期に建築されたわけではなくて、
実はオープンは1999年
ペレストロイカよりも後!

プーシキン生誕200年の年

コンセプトが面白くて、
フランス歌手のジルベール・ベコーの有名な歌「ナタリー」(1996年)の歌詞に
モスクワを歩いて赤の広場を訪れ、レーニンと革命について学び、
カフェ・プーシキンホットチョコレートを飲み・・・

なんてフレーズがあるんだよね

そのフレーズの中に登場するカフェ・プーシキンはもちろん当時は
架空のカフェなんだけど、
この歌詞を実現しようと作られたのがこのカフェ・プーシキン

グランドオープン時にはジルベール・ベコーも招待されて歌ったんだって

内装は19世紀頃のバロックをイメージして
1階は当時の薬局
2階は図書館をイメージして作られていて
2階の方が高級!

このレストランの楽しみ方は2通りあって、
1階でビジネスランチでリーズナブルに楽しむか
2階で高級ロシア料理のディナーをゆっくり楽しむか
のどちらも使える店

2階はこんな感じで、図書館の不思議な雰囲気を楽しみながらディナーするんだけど、
メインが1,000Rub(約1,500円)~3,400Rub(約5,100円)くらいなんで、
ディナー食べてワイン飲むと、一人10,000Rub(15,000円)は覚悟だね

 

図書館でディナー食べることないんで、ちょっと違和感があるのが楽しいね

でも、気楽にリーズナブルに雰囲気を味わいたいなら、
1階で平日のお昼にビジネスランチ

薬局風?

2品で840Rub(約1,300円)でランチを楽しめる
2品って言っても、スープ+メインに、パン・コーヒーが付くんで十分だよ

もちろん、3品・4品のコースもあって、前菜やデザートも追加可能

スープはウハーも美味しいんだけど、
それ以上に、シーがおススメ

シーは喉をちょっとつつくくらいに酸味が効いていて、
塩味とのバランスも抜群

途中で、スメタナを入れて味変すればまろやかになるし、
毎日でも飲みたいくらい

シー

ウハーも生臭さは全くなくて味わい深いよ
モスクワで飲んだウハーで一番かな

ウハー サーモン・チョウザメ・パイクパーチなんかがざくざく

メインのおススメは、ズレージー(Зразы)と鴨のレッグ・コンフィ

ズレージー(Зразы) は牛と鶏にクルトンの衣をまとったて揚げていてサクサクというかザクザク

この歯ごたえがホント楽しいよね

仔牛と鶏肉のズレージー・マッシュルームソース Зразы

さらにマッシュルームソースがかかっているんだけど
ソースは濃さと量を計算して、衣の一部にかけるだけで味わえるように
濃いめのソースを少量かけている
この計算がニクイ

鴨のコンフィ 大麦ぞえ

鴨のコンフィは大麦が添えてあって
こんなのがビジネスランチで食べられていいの???
ってくらいに大満足

でもここまでいくと
ちょっとロシア料理を超えて、フレンチな気もするけどね

最後に、地下のクロークまで雰囲気が統一されていて
毎回いい思い出

 

店情報・メニュー

  • 店名:カフェ・プーシキン Кафе Пушкинъ
  • 住所:Тверской б-р, 26А, Москва, 125009
  • 住所(英):Tverskoy Blvd, 26А, Moscow, 125009
  • 電話:+74957390033
  • HP:https://cafe-pushkin.ru/ (外部リンク)

※情報やレートは公開時(2021年11月)のものです。

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