ロシアとインドに住んでみた

モスクワの僻地駐妻(へきちちゅうづま)生活記

モスクワの散歩道(3) 綺麗な池 チースティエ・プルードィとミスニツカヤ通り

 

プリヴェート!(こんにちは) chocolatです。
僻地駐在妻(へきち ちゅうざいづま)やってます。
今回はお気に入りの散歩道、チースティエ・プルードィとミスニツカヤ通りを紹介します。
全長2.6㎞、散策含めて1時間程度の散歩道です。

 

まず地下鉄のチースティエ・プルードィ駅(Чистые Пруды)
あたりから歩き始めるのがいいかな 

綺麗な池 チースティエ・プルードィ(Чистые Пруды)

駅を出るとすぐ東側のが
道に沿って真ん中が公園になっいる
この公園がなかなか気持ちいい

訪れたのが10月上旬
黄金の秋だったので、
黄色く色づいて本当にきれい

昼間っから演奏している人たちも何人もいるのがロシアの公園だね

しばらく行くと大きな池に到着

これが、チースティエ・プルードィ(Чистые Пруды)
直訳すると綺麗な池(複数形)

たしかに綺麗な池なんだけど、
敢えてこんなストレートな名前になったのは理由がある

チースティエ・プルードィ(Чистые Пруды)

もともとここには2つの池があった

で近くにあった、肉屋通り ミスニツカヤ通りには
その名の通り肉屋がたくさんあって、
その肉屋が使わない部位や、腐った肉をぼんぼんこの池に放っていたとか

その結果、この2つの池は、通称「汚い池」と呼ばれ悪臭が漂ったらしい

で、時のモスクワ大公が、見かねて
この2つの池を整地して、
一つの池にして、
「奇麗な池」という名前を付けたうえで、
肉屋に、投棄を禁じたとか

さすがに綺麗な池という名前の池には
肉屋も投棄しづらく、
結果、奇麗なまま保たれ、
今では恰好のデートスポット

夏にはブラトップの金髪美女が
池のほとりで座っているんで、
ホント絵になる

で、池を一周して同じ方向に一旦もどろうかなぁ

右側にはカザフスタン大使館がある
中央アジアの大国で、
ロシアの親密国なことを考えると
ちと小さい気もするけど、
考えてみたら、30年前までは一緒の国だったからね

大使館なんて必要なかったし

で、元の チースティエ・プルードィ駅(Чистые Пруды) まで来たら、
左折して、ミスニツカヤ通りへ

ミスニツカヤ通り (Мясницкая улица)

エトセトラ劇場の手前の道がミニスカヤ通り

エトセトラ劇場

池に肉を投棄した極悪、肉屋がひしめいていた街・・・
でも今は、オシャレなレストランスポットになっている。

まず、すぐの左側に、いやでも目に付くきらびやかな建物
なんでもモスクワで最初の中国茶専門店とか

中には、数えきれない種類のお茶が
ということは麦茶パックが切れたときはここかなぁ?

で、レストランを眺めつつ、
そのまま南下

リュビャンカ広場(Лубянка)に到着

目の前は、泣く子もだまる元KGB本部

KGB本部

なんか秘密警察っぱいイメージだけど、
その存在も所在地も明らかになっているし、
夜なんかライトアップしているし、
ちょっと来る前のイメージとは違うかな・・・

で、道路の反対側には、
中央子供百貨店(Центральный детский магазин)がある

中央子供百貨店

KGBの前が、モスクワ最大のおもちゃ屋さんとはね
なかなか面白い組み合わせ

おススメ・レストラン

スペイン料理パ・パエリア 
タパス・ピンチョスも多彩で、パエリアも美味しい本格スパニッシュ
ワインも全てスペインワイン
平日の昼は料理もワインも30%引きらしいですよ

地図

チースティ・プルードィ駅から
綺麗な池チースティ・プルードィをぐるっと回って戻り、
劇場がある角を左折し、ミスニツカヤ通りをなんか
リュバンカ広場まで

徒歩だけで2.6㎞ 32分

並木道が好きな人は、ミスニツカヤ通りに曲がらず、
そのまま直進したらずーーと並木道だよ

関連サイト

ほかのおススメの散歩道はこちら

建築がわかると散歩も楽しい → 初心者向け ロシア建築の歴史 

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