ロシアとインドに住んでみた

モスクワの僻地駐妻(へきちちゅうづま)生活記

モスクワの散歩道(4) ノヴォデヴィチ女子修道院・墓地と池

 

プリヴェート!(こんにちは) chocolatです。
僻地駐在妻(へきち ちゅうざいづま)やってます。
今回はお気に入りの散歩道、
ノヴォデヴィチ女子修道院・墓地とその前の池を紹介します。
修道院やお墓の見学を含めて1~2時間程度の散歩道です。

 

メトロのスポルチーブナヤ駅(Спортивная)から徒5分で
ノヴォデヴィチ女子修道院に到着します。

ノヴォデヴィチ女子修道院(Новодевичий Монастырь)

世界遺産にも登録されている修道院
綺麗な白い城壁に囲まれていて、
池越しに見ると、要塞みたい・・・

それもそのはず、
モスクワ川のほとりに立つこの修道院
クレムリンの出城としての役割もあり、
ナポレオンに攻撃されつつ防いだりと
戦火の中でも活躍とした歴史がある

で気になるのはソ連時代なんだけど、
ソ連時代は宗教弾圧により、
救世主キリスト聖堂など多くの教会が破壊された

でも、この修道院は、当時歴史博物館やアパートに転用することで、
破壊を免れ、その姿を遺せたとか

ソ連崩壊後に再び、修道女を受け入れ、
現在は現役の修道院として彼女たちが生活している

では、まずは修道院見学からスタート

綺麗な庭園の中に礼拝堂など、
いくつかのフォトジェニックな建物が配置されている

ただ、今は修復中のものとかもあって、入れる建物は限られるんだよね。
まぁ散策して外から写真を撮るだけでも十分訪れる価値があるけど

 

 

ノヴォデヴィチ墓地 (Новодевичье Кладбише)

続いて修道院の南ある墓地へ

墓地と修道院は隣接しているけど、
入口が違うので一度修道院をでて、
東側の道を回って行くんだよね

うわー
ロシアの墓地ってかなり派手

故人の胸像とかが
かなりリアルに作られていて墓石を飾っている

誰だかはしらないけど軍人

まぁこれだけリアルな胸像があれば、
墓参りに来ても故人に会った気になるかもね

有名どころでは、エリツィン元大統領のお墓かな
これは胸像ではなく国旗のモニュメントが墓石になっていて
今日も献花されていた

エリツィン元大統領のお墓

軍人・政治家が多い印象だけど、
作曲家や詩人のお墓もあるので、
その方面が好きな人は散策してお目当てのお墓を探すのもあり

ユーリー・ニクーリンのお墓

なんかひときわ目立つ墓石(銅像)があると思ったら、
ソ連時代のコメディアンでサーカスの大スター
ユーリー・ニクーリンのお墓だった

イーゴリ・モイセーエフのお墓

若くして亡くなった男女のお墓かと思ったら、
101歳で逝去された振付師で、バレエに革命を起こしたといわれる
イーゴリ・モイセーエフのお墓だったり
と見ていて飽きない

修道院の隣の公園

でそのあとは修道院の隣の公園へ

この池を見ながら
チャイコフスキー白鳥の湖のインスピレーションを得たと言われている

そう思ってこの公園を散歩すると、感慨深いかなぁ

この公園のベストシーズンは二つあって、
1つは10月の黄金の秋!

公園一面が紅葉して、
歩いていて気持ちいい

秋の隣の公園

でもう一つが極寒の冬

冬にはこの池が完全に凍るんだけど、
白く凍った池越しに見える白い城壁の修道院は本当に綺麗だし、

決死の覚悟で、
池の上を歩く胆試しウォーキングをする人もいたりする

冬の ノヴォデヴィチ

寒くて、そんなに長くは散策できないけど、天気の良い日に行くといいかもね

モスクワシティ

池からはモスクワシティも良く見える

 

地図

スポルチーブナヤ駅から修道院まで歩いて、
墓地に行き、隣の公園をぐるっと回ると2.8㎞ 32分

実際は修道院の中も、墓地の中も散策するんで、もっと歩くよね

付近のおススメ・レストラン

ジョージア料理:ウ・ピロスマニ(У.Пиросмани) 
各国の大統領や首相も訪れた有名なジョージア料理
スープだけでも10種類以上ある
夜は、生演奏もあり

関連サイト

ほかのおススメの散歩道はこちら

建築がわかると散歩も楽しい → 初心者向け ロシア建築の歴史 

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