ロシアとインドに住んでみた

モスクワの僻地駐妻(へきちちゅうづま)生活記

美食の国 ジョージア料理 メイン料理 ランキング

プリヴェート!(こんにちは) chocolatです。
僻地駐妻(へきち ちゅうづま)やってます。
今回はジョージア料理の多彩なメイン料理を紹介します。

 

メイン料理ランキング Горячие блюда

80点 シュクメルリ Чкмерули 鶏肉のニンニククリーム煮込み
80点 チャシュシュリ Чашушули 仔牛のトマト煮
80点 アブハズーラ Абхазура スパイシー揚げ肉団子
80点 オーストリ Остли 仔牛のトマト煮
75点 チャホフブリ Чахохбили 鶏のトマト煮
75点 シャシュリク шашлык 炭火串焼き
70点 クチマチ Кучимачи 内臓煮込みザクロトッピング
60点 ケバブ кебаб ひき肉の炭火焼
50点 タバカ Табака 鶏の丸焼き
50点 オジャクリ Оджакури ジョージアジャーマンポテト
50点 ドルマ Долма ブドウの葉の肉巻き

ジョージア料理 総合ランキングはこちら

鶏肉のニンニククリーム煮込み シュクメルリ Чкмерули

日本でもっとも有名な純ジョージア料理といえば、
ヒンカリでも、ハチャプリでも、シャシュリクでもなくて
シュクメルリ!

その理由は、松屋ジョージア料理として
シュクメルリ鍋定食(ごはん・味噌汁・生野菜)
なるものを出して、これがバズった!

松屋で看板を見たとき、
ジョージアって国???
って思った日本人も多いのでは

そんな美食の国ジョージアの、
日本での知名度アップに貢献した松屋だけど、
私は残念ながら松屋のシュクメルリ鍋定食は食べていないよぉ・・・

でも、日本有数の松屋フーズが社運をかけてメニュー化したくらいだから
本場も美味しいんだろうな
とのことで早速家族でチャレンジ!

出てきましたシュクメルリ
運んできた瞬間からニンニクのいい香り
でもって、鶏は完全に沈んでいる・・・

ニンニクを10片以上は使うという強力レシピ
さあかかって来なさい!

鶏肉を取り出して、ソースを絡めて食べてみる

うん、素晴らしいニンニクの味
でも、牛乳で煮込んでいるので、
美味しく食べられる

難点は、鶏肉が骨付きのもも肉なんで
骨をフォーク・ナイフで外しながらたべないといけない・・・
ソースに浸っているので、手は使えないし

ちと食べにくさは改善の余地ありかな

とそんなことを考えている間に、
旦那も娘も完食!

そう、一口目はくどいと思ったんだけど、
なんか中毒性があって、止められない・・・

鍋にたっぷり残ったソースを、
カリカリパンに浸して、平らげちゃった

これはリピート確実かな

ただ、食べたくなった時は家族で来て、
全員で食べることにしよう!

間違っても旦那が友達と食べに行って、
帰ってきたら一緒に寝れないヨ

あー美味しかった

でも、どう考えても
ごはん・味噌汁・生野菜とは合わないと思うのは
私だけ???

仔牛のトマト煮 チャシュシュリ Чашушули

さて、今日もやってきたジョージア料理。
定番のコースの
ヒンカリ・ハルチョー・ハチャプリ・シャシュリク
は少し飽きてきたし、
まだまだジョージア料理には美味しいものがたくさんあるらしいので、
今日は店員さんに聞いて、マイナーだけどおいしい料理を頼むことに。

そーそー、メインとなる煮込み料理っていうと、
ついついシュクメルリを頼むことが多いけど、
他の煮込みも何を頼んでも美味らしい。

ということでメニューの中から最も発音しづらいチャシュシュリを注文
チャシュシュリはジョージア語でずばり”煮込み”!
どうもジョージアを代表する煮込み料理らしい。

なんかストレートな表現が好きよねぇ
さすがに日本で”焼き”とか”煮込み”とかって料理名はないし

で調理方はというと、
仔牛の肉を炒めて、そのあとトマトソースや玉ねぎとスパイスと一緒に煮込む
まあ、シンプルな料理。
それ故に、肉の柔らかさと、スパイスの辛さ加減がとっても大事。

味は、少しピリ辛で、コクもあって、
うん。これはリピ確実。

気を付けてみるとジョージア・レストランには必ずあるメニュー
なのに、日本人でこれを頼んでいる人を見たことがない

いつもヒンカリ・ハチャプリ・ハルチョー・シャシュリクの
四天王ばかり食べている日本人にはぜひ食べてもらいたいなぁ

でも、ハルチョーと味の方向性が一緒だわ
ハルチョー頼む日は、避けた方がいいかもね

スパイシー揚げ肉団子 アブハズーラ Абхазура

アブハズーラ ソースなしバージョンもある

ジョージア料理の隠れた傑作料理とも言えるアブハズーラ

なかなかモスクワのジョージアレストランのメニューにもないんだけど
見つけたらぜひトライしてもらいたい一品

羊や牛豚の肉をスパイス・ハーブと一緒に練って、
豚のクレピーヌ(網脂)で包み、焼いた料理

上に、玉ねぎのスライスとザクロを乗せるのがお約束

で、トマトのピリ辛ソースがかかる場合と、
ソースなしでそのまま提供される場合がある

もちろんソースなしの場合は、
その分、肉にスパイスを多めに味付けしている

クレピーヌで巻いて、焼いているので、
香ばしいハンバーグみたいで
肉を食べている感がケバブより強い

でも、玉ねぎはあえて炒めずに生のまま加えているので
口がサッパリする

さすがジョージア料理はバランスがいいね。

ちなみに、西ジョージア料理ではあるんだけど、
未承認国家アブハジア共和国とは特に関係がないらしい

名前は瓜二つだけどね

仔牛のトマト煮 オーストリ Остли

オーストリ

チャシュシュリとほぼ見た目も味も同じなのがオーストリ

違いは
オーストリは最初から全ての材料を入れて煮込む
チャシュシュリは肉を素揚げしてから煮込む
とのこと

でも正直私には違いがわからない・・・

並べて食べるとわかるんだろうけど、
ほぼ同じ味のものを2皿頼むのもねぇ

鶏のトマト煮 チャホフブリ Чахохбили

チャホフブリ

チャシュシュリと同じレシピで鶏肉で作ったのが
チャホフブリ

こっちは鶏肉なんで、よりソースの味が生きてくる

肉を味わいたいならチャシュシュリ
素直にソースを味わいたいならチャホフブリかな

くれぐれも両方同時に頼まないように!

 

豪快串焼き シャシュリク шашлык

みんな大好きシャシュリク
みんなっ誰???
というと
ロシア人だけでなく、
ジョージア人、アルメニア人、アゼルバイジャン
ウズベキスタン人、カザフスタン
はたまたウクライナベラルーシなどなど
ロシアから中央アジアカフカース、東欧の多くの国で大人気!

はっきり言って、
これらの国のメインディッシュはシャシュリク!

ロシア人もダーチャ(別荘)に行ってやることは、
シャシュリク焼いて、ウォトカを飲む
以上!

でシャシュリクとは肉を塊で焼くバーベキュー

ジョージアだけでなく、アルメニアウズベキスタンウクライナなどの
各国料理レストランはもちろん
スーパーでも売ってる

スーパーでも串焼きにして売ってる

味付けは
ニンニクや玉ねぎなどの香味野菜、
塩・胡椒・レモン汁などの調味料、
ワインなど
に一昼夜漬け込む。
この漬けだれは基本的に自家製で、各家庭のレシピがあるとのこと

それを串刺しにして炭火で焼き
食べるときには、
当然たれをつけずにそのままガブリ

もー単純な料理なんだけどホント美味しい

シャシュリクの盛り合わせ ラム・豚・鶏がこれでもかって感じで乗ってる

肉の種類は
・牛
・ラム
・豚
・鶏
七面鳥
・野菜

ラムは串焼きではなくラムチョップを焼くし、
鶏は胸の一枚肉をそのまま焼くこともある

 

肉汁したたる ラムのシャシュリク

中央アジアなどイスラム圏では豚は食べないとか、
地域差はあるみたいだね

何はともあれ、今日もシャシュリクが食べられれば幸せかな

内臓煮込みザクロトッピング クチマチ Кучимачи

内臓の煮込み クチマチ

らにマニアックなのでこのクチマチ

牛や鶏の内臓(心臓や肺、レバー)を玉ねぎ・ニンニク・トマトペーストと煮込んで、
コリアンダーとザクロを乗せる料理

結構コッテリに聞こえるけど、
食べてみると意外にさっぱり。

ニンニクで煮込んでいるからなのか、
全く内臓感がなくて
知らずに食べたら、内臓かどうかもわからなかった・・・

この料理のポイントはザクロをちりばめているところ
これがいいアクセント

食べると、プチプチするし、
酸っぱさが出てきて、
肉肉しい味を、リセットしてくれる。

なんだろうこの組み合わせ、ある意味ジョージア人って天才かも

ひき肉の炭火焼 ケバブ кебаб

野菜やトマトのペーストとヨーグルトと一緒にラップに巻いて食べる

同じく肉料理の炭火焼メインディッシュのケバブ

こっちは塊肉ではなくて、
ひき肉を少しの香味野菜と
調味料を混ぜて
棒状にして焼いたもの

肉の味を直接味わうシャシュリクに比べると、
もう少し調理した感じ

でもって提供の仕方も少しバラエティがあって
パンにはさんだり
ラップにトマトペーストやヨーグルトと一緒に巻いたり

サクサクに焼いたパンにトマト・レタス・玉ねぎとともにケバブをサンド

これはこれでホントに美味しいんだけど、
何故かロシア人の中では
シャシュリクに比べると人気がなくて、
永遠の2番手的な感じ

がんばれ~

鶏の丸焼き タバカ Табака

ジョージア料理として外せないものの一つが、若鳥のタバカ
たっぷりの香草と調味料を加え、じっくり焼いた豪快な料理

鶏を2つに開いて、中の骨を抜いてから焼くのが一般的
なので、大きくな鶏の塊が出てくるんだけど、
小骨はなくて食べやすい

店によって出すソースが結構違うのも特徴

個人的には、何もつけずそのままが美味しんだけどね。

もちろん美味しいし、見た目もゴージャスなんだけど、
美食の国ジョージア料理の中で比べると、
他のメインに比べて、
ソースや料理法のインパクトが少し足りないかなぁ・・・

タバカ

ジョージアジャーマンポテト オジャクリ Оджакури

オジャクリ

ジョージアジャーマンポテトとか言われてる鉄板料理のオジャクリ

鉄板で豚肉とジャガイモを炒め焼き色がついたら、
さらに玉ねぎ・ニンニク、店によってはトマトも追加でパクチーをもって
鉄板のまま提供する単純なレシピ

まぁ、この組み合わせはまさに鉄板で
味音痴なドイツ人でもそれなりに美味しく作れるんだから
ジョージア人が作れば美味しいこと間違いなし

で、食べてみるとまさに想像通りの味

こりゃビールに合いますなぁ

鉄板なので、熱々なんだけど、ペロッといっちゃった

でも食べてみて思ったこと
味が素直すぎ

レシピの説明から想像通りの見た目と想像通りの味

せっかく異国料理を食べるので、
できれば驚かして欲しい

そう考えるとあまりにも想像どおりすぎてちょっと退屈かなぁ・・・

ジョージア料理に来て食べるなら
チャシュシユリやシュクメルリ、クチマチくらいの個性が欲しいかも・・・

ちなみにオジャクリの意味は
家庭料理

納得
まさに家で普段に食べるのに最高だね。
ビールのあてに!

ブドウの葉の肉巻き ドルマ Долма

ドルマはトルコがオリジナルで、
西はギリシャ、東は中央アジアまで
広く食べられているメジャー料理

ブドウの葉で肉やご飯を包んだ料理で、
元々の意味はトルコ語で「詰める」とのこと

もちろんジョージア料理でもメイン料理の一角を占めていて

良くランチしているジョージアレストラン・ジョンジョリ Джон Ддолиのメニューの中でも
メイン料理の最初の見開きに1ページ使って鎮座してる!

でもでも
残念ながら日本人の間では余り人気がなくて
飲み会とかでドルマ頼んでる人見たことない

確かにレシピを考えると、手がこんでるし
間違いなくご馳走料理なんだろうけど
タバカやシャシュリクのような見た目の派手さがないからかなぁ

あぁ不幸・・・

で実食

あーブドウの葉ってこんな味なんだ
食べたことなかったけど
桜餅で食べた桜の葉にちかいかも

もう少し香草的なクセがあって
これが良いアクセントになっている!

中には肉と少量の米

ソースはジョージアヨーグルトにニンニクを混ぜて
ディルをまぶしたさっぱり味

ソースがクセがないので
つけてもブドウの葉の香りが存在感を示してしっかり主張

うん!
いい組み合わせ

具はラムや牛and豚がメジャーかな

で少量の米も入っていて
少しでもお腹に溜まる

食べてみて思ったのは、、、、
正直いうと
これだけ肉を使ってる割にはブドウの葉の主張が強く
肉料理って感じかしないんだよねぇ

なので
これをメインにしようとするとちょっと寂しい

チャシュシユリやシュクメルリなんかの他の鉄板提供のメインと一緒に頼んで
テーブルの上のバラエティを増やすなら
良い選択かな

確かに他のジョージア料理のメインは見た目も味も似てるから
少し雰囲気が違うものがテーブルにあった方が酒が進むしね

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